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かまぼこは日本最古のファストフードだった?

実は「かまぼこ」は、平安時代から食べられていたって知っていましたか?
文献に初めて登場するのは、1115年の『類聚雑要抄(るいじゅうぞうようしょう)』という古い記録。この中に、魚のすり身を竹に巻いて焼いた「かまぼこ」が登場しています。

当時は冷蔵庫がないため、魚はすぐに傷んでしまいます。そこで加熱加工して保存できるかまぼこが重宝されました。ただし、材料となる白身魚は貴重で、かまぼこは宮中の祝いの席などで供される高級品だったそうです。

それでも、そのまま食べられて保存もできる便利さは今と同じ。平安時代の人たちにとっても、特別な“ファストフード”だったのかもしれませんね。